キャリアコンサルタントって、産休・育休中に取れるかな?どのくらい大変なんだろう?といった疑問をお持ちの方に、実際に育休中に養成講座に通い、受験して合格することができた筆者の経験をお伝えします。
個人の経験の話で、主観が入りますので、その点だけお気をつけて、お読みいただけると幸いです。
結論から申しますと、国家資格キャリアコンサルタントは、産休・育休中に取得可能です!
ただし、資格取得までには週1回3ヶ月間、養成講座の講座を受講し、その後も学科試験の勉強と実技試験の練習が必要でした。周りにサポートしてもらえる状況を作ることが大事だと思います。
資格取得までの道のり
資格を目指したきっかけ
育休に入る一年前、職場で管理職になり、部下と1on1や、キャリア面談をする機会が増えました。
コーチングや傾聴スキルにはもともと興味があり、得意分野でしたが、社内の研修や読書など独学でしか学んだことがなく、また対外的にスキルを証明するものがないな、と感じていました。
そこで、産休・育休を機に学び直し、スキルを磨いてレベルアップし、自分に自信をつけて、復職後は周囲へ恩返ししたいと考えました。
そんな中で出会ったのが、キャリアコンサルタント(以下、キャリコン)です。
キャリコンは、簡単に取れる資格ではなく、お金も時間もかかります。
ですが、私は挑戦して良かったと思っています。
挑戦することのメリット
メリットは大きく5つ
- 汎用性のあるスキル(カウンセリングスキル)が身に付く
- 育児一色の生活にならずにすむ
- 離職中の不安が解消される
- 養成講座の仲間など、新たな人脈ができる
- 合格すれば、キャリアコンサルタントとして転職・独立・副業することができる
前述した通り、キャリコンは簡単に取れる資格ではなく、お金も時間もかかります。
ですが、だからこそ、傾聴とは何か/クライアント中心とはどういうことか/コーチングとカウンセリングの違いは何か等についてとことん考え、これまでの自分の話し方の癖に気づくことができ、それを変えていくことができました。
大変な分、得られるものは大きいと思います。
実際、何が大変なの?
- 独学では取得できないため、費用と時間がかかる
- 周囲のサポートが必要(子どもを預けられる/見ていてもらえる環境が必要です。)
我が子はミルク拒否で、授乳しなければならなかったので、オンラインで受講できる養成講座GCDF-Japanを選びました。
しかし、オンラインと言ってもロールプレイやグループワークが毎回必ずあり、少人数クラスで常に顔出し、音声もONの時間が長かったので、個室の確保と、子どもを見てくれる人は必要でした。
「GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム」の場合
- 総学習時間:150時間/通学96時間+ホームワーク54時間
- その内、アクティビティ(体験学習)が80%以上
- 少人数(1クラス15名程度)のクラス担任制
- 費用 396,000円(税込・テキスト代を含む)
要注意なのは、費用です。
受講にかかる費用は396,000円のみですが、それ以外に国家試験の受験料(学科試験:8,900円(税込)+実技試験:29,900円(税込))、登録手数料:8,800円(税込)+登録免許税:9,000円=56,600円(税込)がかかります。
結構な出費ですよね。
さらに、5年ごとに更新制の資格なので、一度合格すればOKではありません。
それらのことを踏まえて、覚悟が必要だと思います。
まとめ
以上、簡単ですが、育休中にキャリアコンサルタント養成講座に通い、受験、合格した筆者の経験から、お伝えできることをまとめました。
いかがでしたでしょうか?
ある程度の覚悟は必要ですが、受験すると決めたら頑張るのみです!
もし一発合格できなくても、年3回受験のチャンスはありますし、再受験・再再受験で合格された方もおられます。
また、学んだことが無駄になることはありません。
あなたの育休が、素晴らしい時間となりますように、祈っています!
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